リオで伝える、日本のこころ
平成26年4月26日
【第3回】和太鼓コーディネーター Mario Kimio Matsumotoさん
今回「リオで伝える、日本のこころ」連載にご協力頂いたマリオさんは、リオ市コスメ・ヴェーリョ地区にあるリオデジャネイロ日系協会の太鼓グループ「リオ日系太鼓」で長年コーディネーターを務めています。この日系協会の和太鼓活動は、2003年にリオ州日伯文化体育連盟・鹿田会長の呼びかけで創設され、サンパウロの福岡県人会がJICAの後援で呼んだ、川筋太鼓の小田幸久先生(当時)の指導のもと始まったものです。マリオさんは、11年にわたる日系太鼓の活動を感慨深く語ってくれました。
マリオさんは日系3世です。2002年頃、日系協会に和太鼓クラブを作る動きが始まり、寄付などで多くの和太鼓が協会に集まってくるのを見て、小さい頃から打楽器に興味を持っていたマリオさんは「これだ」と思いリーダーをかってでたそうです。
マリオさんは日系3世です。2002年頃、日系協会に和太鼓クラブを作る動きが始まり、寄付などで多くの和太鼓が協会に集まってくるのを見て、小さい頃から打楽器に興味を持っていたマリオさんは「これだ」と思いリーダーをかってでたそうです。
設立当初に一番大変だったのは、活動時間・場所の調整に加え、太鼓の音について近隣住民の了承を得て回ることだったといいます。了解が取れると、今度は生徒の募集です。「難しい」と長続きせず離れていった生徒もいますが、2003年初旬に行われた小田先生のワークショップで着実に生徒数を伸ばし、自身の成長を楽しみに、続ける生徒はどんどん増えていきました。
誕生して11年。リオ日系太鼓の大きな特徴は、所属するメンバーの多様性だと、マリオさんは表現しました。サンパウロなど日系社会の大きい土地では和太鼓の生徒も日系の若者が多いそうですが、リオでは、日系人もブラジル人も混ざり合い、年齢も15歳から70歳までばらばら、男女一緒に活動しています。また、和太鼓は昔から流派によって芸術、スポーツ、教育、哲学と様々な捉えられ方をされてきましたが、リオ日系太鼓は設立当初の小田先生の流儀に習い、芸術的、文化的な側面を重視しています。様々な人種、年代、性別のメンバー達が混ざり合うリオ日系太鼓の特徴を生かし、多様性を表現する―そんな芸術的演奏を目指しているとマリオさんは誇らしく語りました。
誕生して11年。リオ日系太鼓の大きな特徴は、所属するメンバーの多様性だと、マリオさんは表現しました。サンパウロなど日系社会の大きい土地では和太鼓の生徒も日系の若者が多いそうですが、リオでは、日系人もブラジル人も混ざり合い、年齢も15歳から70歳までばらばら、男女一緒に活動しています。また、和太鼓は昔から流派によって芸術、スポーツ、教育、哲学と様々な捉えられ方をされてきましたが、リオ日系太鼓は設立当初の小田先生の流儀に習い、芸術的、文化的な側面を重視しています。様々な人種、年代、性別のメンバー達が混ざり合うリオ日系太鼓の特徴を生かし、多様性を表現する―そんな芸術的演奏を目指しているとマリオさんは誇らしく語りました。
現在は、子供クラスが1組と、大人クラスがレベルに分かれて4組。クラスごとにコーディネーターが配置され、訪問したこの日は、上級クラスをコーディネーターのヨシエさんが中心となり、リズムの確認などを繰り返し練習していました。 リオ日系太鼓は、日系協会で毎年行われる日本祭での演奏や、招致公演、ブラジル和太鼓祭りへの参加など、様々な場所で活動しています。和太鼓文化のさらなる普及を目指して活動するマリオさんはじめリオ日系太鼓の皆さんの、さらなる活躍を期待されます。
活動内容に興味のある方は、リオ日系協会へお問い合わせください:http://www.nikkeirj.com.br/
(終わり)
活動内容に興味のある方は、リオ日系協会へお問い合わせください:http://www.nikkeirj.com.br/
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