リオのカーニバルに関する注意喚起

令和4年4月20日
 カーニバル期間中(4月21日(木)~4月24日(日))は以下を参考に、犯罪等に巻き込まれることのないように十分注意して下さい。
 
【ポイント】
●ブロッコ(街中でのカーニバル集団)は、リオ市北部の一部の地域を除いて原則禁止されていますが、市中で小規模なブロッコが発生する可能性があります。
●ブロッコに遭遇した場合には、特に人混みに紛れた窃盗事件に注意して下さい。
●カーニバル期間中、サンボードロモ周辺は交通規制が行われ、大規模な渋滞が予想されることから、車両での付近通行は避けて下さい。
●期間中は、グループで行動することを心がけ、出来る限り単独で行動することは避けて下さい。
●万が一、犯罪に遭遇した際には、決して抵抗せず、犯人の要求に素直に従って下さい。
●被害に遭った場合、または邦人被害を認知した場合には、当館まで連絡をお願い致します。(21-3461-9595 ※閉館中でも、緊急窓口に電話が転送されます。)
 
【本文】
1.カーニバル中は、例年、ブロッコと呼ばれるカーニバル集団が街中を練り歩きますが、今年はリオ市北部の一部地域を除いて、原則、ブロッコは禁止されています。しかし、リオ市長は、発生してしまったブロッコの規制は行わないと発表しており、各所で小規模なブロッコが発生する可能性があります。ブロッコ参加者や周囲の観衆に対するスリやひったくり事件が多発する可能性が高いため、ブロッコに参加したり、付近で観覧する場合には、窃盗等の被害に遭わないようにするため、所持品に十分に注意して下さい。
 
2.カーニバルの開催を受け、警察当局も警備体制の強化を発表していますが、観光客の増加によって強盗・窃盗等の増加が予想されます。また犯罪のほか、酔っ払い、喧嘩等のリスクも増加しますので、巻き込まれないように周囲には十分に注意を払って行動して下さい。
 
3.カーニバル期間中のサンボードロモ周辺の交通規制については、以下のリオ市オペレーションセンターのサイトをご参照下さい。
   http://cor.rio/noticias/?id=18988
 
4.例年、カーニバル時期になると、イパネマ海岸やコパカバーナ海岸等の海水浴場周辺において、アハスタオン(地引き網)と呼ばれる集団強盗事件が発生しています。この犯罪は、数十名の若者がいきなり現れ、その場にいる観光客等を手当たり次第に襲い、金品等を強奪する犯罪です。外出時の携行品を必要最小限に抑えるとともに(分散所持)、周囲に対する警戒を怠らないでください。
 
5.強盗等の被害に遭遇した場合、決して抵抗しないでください。当地犯罪者の凶器(けん銃、ナイフ等)所持率は非常に高く、10代前半の年少者であっても所持していることが多々あり、抵抗や逃走を試みたがために、発砲されたり、刺されたりして、多くの方が命を落とされています。強盗等の被害に遭遇した場合には、相手を興奮させないように、相手の要求に従ってください。
 
6.犯罪の発生に備え、リオ州文民警察は、サンボードロモ周辺(Setor11付近)に臨時警察署を設置し、被害の届け出に対応しています。外国人被害に対応するDEAT(観光警察署)も同所で待機しているため、英語での対応も可能です。
 
7.万が一犯罪被害に遭われた場合、または、邦人被害を認知した場合には、当館(代表番号21-3461-9595)まで連絡をお願い致します。(緊急の場合、24時間、緊急電話窓口に電話が転送され、対応可能です。)