ミナスジェライス州 「サンタ・テレザ慈善病院改修・拡大計画」に係る 草の根・人間の安全保障無償資金協力の贈与契約の署名について

令和3年3月9日
 
<プレスリリース資料>
「草の根・人間の安全保障無償資金協力」
 
ミナスジェライス州
「サンタ・テレザ慈善病院改修・拡大計画」に係る
草の根・人間の安全保障無償資金協力の贈与契約の署名について
 
在リオデジャネイロ日本国総領事館
 
2月19日(金)、在リオデジャネイロ日本国総領事館とサンタ・テレザ慈善病院との間で、「サンタ・テレザ慈善病院改修・拡大計画」に係る草の根・人間の安全保障無償資金協力の贈与契約の署名を行いました。
 
●案件の基本情報
案件名: サンタ・テレザ慈善病院改修・拡大計画
被供与団体:サンタ・テレザ慈善病院
プロジェクト実施地:ミナスジェライス州セーホ市
契約書署名日:2021年2月19日
供与限度額:71,860米ドル
供与品目:改修・拡大工事費(病室・医療廃棄物保管庫・医務室)
 
案件概要
  1. サンタ・テレザ慈善病院は、管轄地域の基幹病院として、地域住民約55,000人、主に貧困層に対する無償の一般診療、緊急治療、新生児医療サービスを365日24時間体制で提供しています。
  2. 同病院は、管轄地域において唯一手術及び緊急治療が可能な総合病院であるにもかかわらず、患者数に対して診療室や病室等が不足しており、手術や入院が必要な患者の受入れが難しく、適切な医療サービスを提供できない深刻な状況にあります。
  3. また、病院の運営開始から150年以上が経過していることから、病院内各施設の老朽化が著しく、適切な衛生・安全環境が確保できず、患者や病院利用者は院内での事故や二次感染の危険に晒されています。
  4. 同病院の来院患者収容力を高め、衛生・安全環境の改善を図ることにより、財政的余裕のない同地域貧困住民に対する適切な医療サービスの提供に寄与すると評価し、今般、改修・拡大工事費に対し、71,860米ドルを限度に無償資金協力を行うことを決定しました。
  5. 本件協力により、より多くの貧困住民が質の高い保健医療サービを受けることが可能になり、我が国が推進する人間の安全保障の実現に貢献することを期待します。
 
「Consulado Geral do Japão em Rio de Janeiro www.rio.br.emb-japan.go.jp (21)3461-9595