リオのカーニバルに関する注意喚起

令和3年2月9日

今年は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、カーニバルは中止となっておりますが、同期間中(2月12日(金)~2月16日(火))は以下を参考に、犯罪等に巻き込まれることのないように十分注意して下さい。

【ポイント】
●ブロッコ(街中でのカーニバル集団)も禁止されており、市中でブロッコが行われれば、全て違法行為となる。
●ブロッコに遭遇した場合には、近付かない、参加しない。(ブロッコは全て警察の取締り対象)
●警察当局の警備体制も、今年は強化されない模様。
●万が一、犯罪に遭遇した際には、決して抵抗しない。

1.カーニバル中は、例年、ブロッコと呼ばれるカーニバル集団が街中を練り歩きますが、今年はブロッコ自体が禁止されているため、もし行われれば、警察の取締り対象となります。
  また、例年、ブロッコ参加者や周囲の観衆に対するスリやひったくり事件も多発します。
  今年は、決してブロッコに参加したり、付近で観覧したりしないようにして下さい。
 
2.カーニバルの中止を受け、警察当局の警備体制も、今年は強化されない模様です。
  一方で、カーニバル期間中のホテル予約率は、例年の50%程度と低いものの、一定数の観光客が市内に滞在する状況が認められます。
  ブロッコに限らず、酔っ払い、喧嘩等に巻き込まれないように、十分に注意して下さい。
 
3.毎年、カーニバル時期になると、イパネマ海岸やコパカバーナ海岸等の海水浴場周辺において、アハスタオン(地引き網)と呼ばれる集団強盗事件が発生しています。この犯罪は、数十名の若者がいきなり現れ、その場にいる観光客等を手当たり次第に襲い、金品等を強奪する犯罪です。外出時の携行品を必要最小限に抑えるとともに(分散所持)、周囲に対する警戒を怠らないでください。
 
4.強盗等の被害に遭遇した場合、決して抵抗しないでください。
  当地犯罪者の凶器(けん銃、ナイフ等)所持率は非常に高く、10代前半の年少者であっても所持していることが多々あり、抵抗や逃走を試みたがために、発砲されたり、刺されたりして、多くの方が命を落とされています。強盗等の被害に遭遇した場合には、相手を興奮させないように、相手の要求に従ってください。