海外安全情報(南米選手権コパ・アメリカ2019に関する注意喚起)

令和元年6月12日
来る6月24日(月)、ミナスジェライス州ベロオリゾンテ市内のミネイロンスタジアム(Estadio Mineirao)において、サッカー日本代表対エクアドル代表の一戦が行われます。応援に行かれる方々は、以下を参考に、事故や犯罪等に巻き込まれることのないように十分注意した上で、日本代表の応援をお願いします。
●常に警戒を怠らず、時間や場所、周囲の状況を考慮して行動する。
●単独行動や夜間の外出を控え、人気のない場所等には行かない。
●金目の物を身に付けず、目立たない服装を心掛ける。
●貴重品の携行は必要最小限とし、分散所持する。
●所持品からは決して目を離さない。
●屋外での携帯電話機の使用(通話・撮影・注視)を控える。
●クレジットカード関連犯罪に注意する。
●暴徒化しそうな観戦客(サポーター)には決して近づかない。
●犯罪に遭遇した際、決して抵抗しない。
●最新の治安情報を入手して危険を回避する。
  1.  ブラジルは、世界的にてみても、非常に高い頻度で一般犯罪が発生しており、邦人観光客等が巻き込まれる例が少なくありません。また、
犯罪の手口は凶悪で、けん銃等の銃器が使用され、抵抗すると危害を加えられる可能性が高くなります。今回、サッカー日本代表戦が行われるミナスジェライス州も多分に漏れず、都市部や観光地においても凶悪犯罪が発生しており、渡航・滞在に当たっては、日本とは治安状況が異なるということを十分に認識して防犯対策をとる必要があります。
※ ミナスジェライス州における犯罪発生件数(2017年)
殺人:3,827件(人口10万人当たりの発生率:日本の約18倍)
強盗:11万2,838件(同発生率:日本の約540倍)
  1.  常に警戒を怠らず、時間や場所、周囲の状況を考慮して行動するとともに、単独行動や夜間の外出を控え、人気のない場所やファベーラ(スラム街)には行かないようにしてください。犯罪に遭遇する危険性が高くなります。
  2.  犯罪者の標的とならないように、金目の物を身に付けず、目立たない服装を心掛けるとともに、貴重品の携行は必要最小限とし、分散所持するようにしてください。
  3.  スタジアムの内外を問わず、観戦客を狙ったスリや置き引き事件が発生する可能性がありますので、周囲に対する警戒を怠ることなく、自身の所持品からは決して目を離さないようにしてください。
  4.  携帯電話機(スマートフォン)を狙った強窃盗事件が多発しています。屋外での不用意な携帯電話機の使用(通話・撮影・注視)を控え、屋内等の安全を確保できる場所での使用を心掛けてください。
  5.  ブラジル国内において、クレジットカード関連犯罪が多発しています。クレジットカードを使用する際には、クレジットカードから決して目を離すことなく、暗証番号の入力状況を片手で覆い隠すなどして、暗証番号を読み取られないようにしてください。また、公衆Wi-Fiを利用したクレジットカード情報の盗取も報道等で大きく取り上げられておりますので、安易な利用を控えるようにしてください。
  6.  スタジアム内において、観戦客(サポーター)同士によるトラブルや乱闘事件が発生する可能性がありますので、非常口等の退避経路を確認するとともに、暴徒化しそうな観戦客には近づかないようにしてください。
  7.  強盗等の被害に遭遇した場合には、決して抵抗しないでください。
抵抗や逃走を試みたがために、発砲され、これまで多くの方が命を落としています。強盗等の被害に遭遇した場合には、相手を興奮させないように、相手の要求に従ってください。