ミナスジェライス州におけるデング熱の増加

令和元年5月3日
  • ミナスジェライス州でデング熱感染が増加しています。
  • ブラジル国内では各地でデング熱等の感染リスクが存在しますので,防蚊対策を心がけてください。
 
1 ミナスジェライス州保健局の発表によれば,4月29日現在,同州では2019年に入ってから165,853人のデング熱患者が北部及び西部の山林地域を中心に発生しており(前年同時期の約10倍),今後も患者数が増加する可能性があります(なお,リオ州におけるデング熱感染は,2018年12月30日~2019年4月13日までに6,748件と前年並みとなっています。)。
 
2 デング熱とは,ネッタイシマカやヒトスジシマカなどの蚊によって媒介される感染症です。感染をすると4~7日間の潜伏期間を経て,高熱(38~40度)・頭痛・眼の奥の痛み・関節痛・筋肉痛・発疹などが出現し,1週間ほどで回復しますが,ときに重症化することがあります。
 
3 ブラジル国内では各地でデング熱,チクングニア熱,ジカウイルス感染症等,蚊の媒介で発症する感染症が多く発生しますので,虫除け剤の塗布や肌の露出を避けるなど防蚊対策を心がけてください。また,発熱等体調不良がある場合は,早めに医療機関を受診してください。
 
○参考情報:
・外務省HP 世界の医療事情 ブラジル
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/cs_ame/brazil.html
・厚生労働省HP デング熱
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000131101.html
・厚生労働省HP チクングニア熱
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000168030.html
・厚生労働省HP ジカウイルス感染症
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000109881.html