イパチンガ障がい者支援施設改修計画

平成30年3月2日
在リオデジャネイロ日本国総領事館及び「イパチンガの障がい者の親と友の会」(障がいを抱える方々の社会参加のための教育又は訓練を提供するNGO)は、第7回ミナス日本祭り(ミナスジェライス州ベロオリゾンテ市)の開会式において、「草の根・人間の安全保障無償資金協力」に関する契約書の署名式を行いました。これを受けて、日本政府は、同団体に対して、多目的運動場の屋根建設のための資金47,703米ドル(5,247,330円相当)を無償で資金援助します。
 
「草の根・人間の安全保障無償資金協力」契約書署名式
日 時:2018年2月23日 15時30分
場 所:エキスポ・ミナス(ミナス日本祭り会場)
    ミナスジェライス州ベロオリゾンテ市
署名者:在リオデジャネイロ日本国総領事館 星野芳隆総領事
    イパチンガの障がい者の親と共の会 ミラーネ・クリスチーナ・ミランダ会長

 
署名する星野総領事   署名するミランダ会長
 
挨拶する星野総領事   挨拶するミランダ会長
 
記念撮影
(星野総領事とミランダ会長
  記念撮影(左から中川新日鐵住金ベロオリゾンテ事務所長、アレシャンドレ顧問、エリエッチ部長、ミランダ会長、星野総領事
 
     

イパチンガ障がい者支援施設改修計画
 「イパチンガの障がい者の親と友の会」は、日伯ナショナルプロジェクトとして設立されたウジミナス社のイパチンガ製鉄所が所在するミナス・ジェライス州イパチンガ市において、障がいを抱える人の社会参加及び社会復帰のための教育又は訓練を提供する団体です。 
同団体は、イパチンガ市及びその隣接市に暮らす障がい者、約400人を無償で受け入れ、教員、ソーシャルワーカー等による教育又は訓練を提供しています。
同団体が提供する訓練の中でも、多目的運動場で実施する運動訓練は、障がい者の体力の維持・増進のために必要不可欠なものですが、同多目的運動場には屋根が設置されていないため、雨天の場合には、同運動場での運動訓練を実施することができないという問題を抱えています。
そこで、今回の支援では、天候に左右されずに運動訓練を実施すべく、同多目的運動場に屋根を建設することを計画しています。
なお、同団体に対しては、ウジミナス社は、同団体の設立以降、自らの土地を無償で貸与するという形で支援し続けています。また、ウジミナス社の発展を株主として支える新日鐵住金は、今回のプロジェクトの橋渡しとなるのみならず、今回の日本政府の支援に合わせて、自らも同団体に対して運営資金を寄付しています。今回のプロジェクトは、日本政府及び日伯企業による共同の支援によって実現しました。
 
 
 
 
イパチンガ障がい者支援施概況(屋根を設置予定の多目的運動場)