マドレ・タルシジア幼児保育センター改修計画

平成29年1月19日
マドレ・タルシジア幼児保育センター改修計画
 
 在リオデジャネイロ日本国総領事館及びノッサ・セニョーラ・デ・ナザレ社会福祉協会(無償の保育センターを営むNGO)は、「草の根・人間の安全保障無償資金協力」契約書の署名式を行いました。これを受けて、日本政府は、本協会に対して、本協会が運営する保育センターの施設改修工事のための資金70,780米ドル(8,493,600円相当)を限度額として、無償で資金援助します。
 
1.「草の根・人間の安全保障無償資金協力」契約書署名式
日 時:2017年1月6日 15時
場 所:在リオデジャネイロ日本国総領事館(リオデジャネイロ市)
署名者:在リオデジャネイロ日本国総領事館 山元毅総領事
    ノッサ・セニョーラ・デ・ナザレ社会福祉協会 マルタ・ピメンテル・ダ・コスタ会長

 
【契約書に署名するコスタ会長と山元総領事】
 
2.マドレ・タルシジア幼児保育センター改修計画
 ノッサ・セニョーラ・デ・ナザレ社会福祉協会が運営するマドレ・タルシジア幼児教育センターは、ミナスジェライス州コンタジェン市に位置する保育施設です。同保育センターは、工業が盛んな同地域において、共働きをしている貧困層家庭の生後4ヶ月から3歳までの子供約90人を受け入れています。
このように地域の子供を広く受け入れている同保育センターですが、現在、施設のスペースの問題から4歳以上の子供を受け入れることができていません。これは、4歳以上の子供を抱える家庭にとって深刻な問題となっており、子供の面倒を見るために母親が仕事を辞めざるを得ない等の事態につながっています。
そこで、今回の資金協力により、同保育センターの敷地内に新たな棟を増設することを計画しています。これにより、同保育センターは、現在施設に入れない約40人の子供を新たに受け入れることが可能になります。
 
 
写真左より、マリア・アウグスタ・ダ・シルバ・パンゼラCOEP会長、マーシャ・ヘジーナ・コエーリョ・テイセイラ・ラサンセCIEMG副会長、マルタ・ピメンテル・ダ・コスタ氏聖母ナザレ社会福祉協会会長、山元毅在リオデジャネイロ日本国総領事

3.マドレ・タルシジア幼児保育センターの現況

 
【施設外観】                           【新棟建設予定地】
 
【施設内部】                           【施設内部】