マンモグラフィー設置計画
当館は「草の根・人間の安全保障無償資金協力」により、リオデジェネイロ州カショエイラス・デ・マカク市の市に166, 707レアル(約998万円)を供与しました。そして、この度マンモグラフィーが設置され、2010年11月12日、供与式がカショエイラス・デ・マカク市保健局にて行なわれました。
式典は、当館より木村元首席領事、永島隆治領事等、また、カショエイラス・デ・マカク市よりラファエル・・ミランダ市長、マリオ・アサフ保健・市民防衛局長、エジソン・コゼンディ市議会議長、日系移住地から小松滋フンシャル文化体育協会会長等、約150名の出席を得て、盛大に行なわれました。
マンモグラフィー設置計画 カショエイラス・デ・マカク市は、リオデジャネイロ州州都リオデジャネイロ市から北東約100kmに位置する人口約5万7千人の市で、市全体のうち約35%のエリアはアトランチカ森林で占められています。主な産業は、農業及び牛牧業です。 当市には私立病院はなく、内科、小児科、産科、外科の診療、救急・緊急対応、手術を行う唯一の市立病院及び各地域にある保健所により、住民に対して無料で医療サービスが提供されています。
これまで当市の保健局の乳がん検査室に設置されていたマンモグラフィーは、当局の安全基準を満たしていないため、被検者の人体に害を与える危険性があるとして使用できず、当市の女性が乳がん検査を受けられない状況にありました。その為、わが国はこれに代わる新しいマンモグラフィーを1台供与しました。 このマンモグラフィー設置により、女性が遠方の他市に行かずとも検査を受けられ、乳がんの早期発見及び有効的な治療が可能となります。また、年間検査数は約4,800件と予想されています。
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