職業訓練コース整備計画
当館は「草の根・人間の安全保障無償資金協力」により、リオデジャネイロ州ノーバイグアス市の聖ミゲル・アルカンジョ青少年の家に166,692レアル(約998万円)を供与しました。そして、この度職業訓練用機器の購入及び設置が完了し、2011年2月4日、供与式が聖ミゲル・アルカンジョ青少年の家にて行なわれました。
式典は、当館から木村元総領事代理、永島隆治領事等、聖ミゲル・アルカンジョ青少年の家から創立者レナット・キエラ会長、理事、職業訓練指導者、生徒、そしてノーバイグアス市からジルセイア・キンテーラ教育局長(市長代理)、セバスチャン・ベヒエル社会政策局長、マリル・フレイタス市議、ベルフォル・ホッショ市からホザンジェラ・ペドラ社会政策局長等約250名の出席者を得て、盛大に行なわれました。
職業訓練コース整備計画 聖ミゲル・アルカンジョ青少年の家は、1986年リオ州ノーバイグアス市において設立された慈善団体です。現在、ノーバイグアス市の他、リオデジャネイロ市、サンタナイパネマ市(アラゴアス州)、フォルタレーザ市及びパカツバ市(共にセアラ州)に計18ヶ所のストリート・チルドレン収容施設を持っています。今回裨益を受けたノーバイグアス市の施設では、この地域の貧困家庭の14~24歳の青年が社会で一人立ちできるよう、機械工、自動車整備工、鍛冶工、電気工、パソコン保守要員、美容師、アフロヘヤー理容師、マニキュア師、パン焼き職人、グラフィックデザイナーの職業訓練コースを年間1,200人以上に実施しています。
職業訓練コースで使用されている設備の大部分が老朽化し、一部は使用不能となっていました。また、近代的機器がない為、生徒は新しい技術を習得したり、効率的な訓練を受けることが出来ませでした。その為、我が国は以下の機器を供与しました。
今回の供与により団体として初めて新品の機器を購入することができ、これら新機器の導入により、生徒は近代的な技術を効率よく習得できるようになりました。なお、裨益する予想生徒数は年間約550人です。
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