草の根文化無償資金協力「インスティトュート・ヘアソン・シダージ・デ・デウス支部道場器材整備計画」供与式の実施

 在リオデジャネイロ日本国総領事館の平成28年度「草の根文化無償資金協力」案件として採択された「インスティトュート・ヘアソン・シダージ・デ・デウス支部道場器材整備計画」に基づき、平成29年12月1日、畳・柔道着・理学療法器具の供与式が行われました。
 
 同日の供与式には、星野総領事、インスティトュート・ヘアソンからフラビオ・カント代表のほか、ブラジル代表の元コーチであるジェラルド・ベルナルデスコーチ、リオ・オリンピック柔道男子90kg級難民チーム代表のポポロ・ミセンガ選手、同じく女子70kg級難民チームの代表であるヨランデ・ブカサ選手が参加しました。
 
 星野総領事より、スポーツと教育を通じた社会統合において、素晴らしい理念を掲げ、高い成果を出しているインスティトゥート・ヘアソンに対し、本日供与式を実施できることに満足している、柔道は、忍耐、礼儀、勇気、敵に対する敬意等の重要な価値を養うことで、学ぶものの人生を変える力がある、このたびの供与によってこの道場のインフラが向上し、更に多くの将来ある若者の成長を促すことに繋がることを期待したい、また、このたびの供与は、スポーツ事業を通じた人間形成・交流の促進を目指す、スポーツフォートゥモロー事業の一環であるが、インスティトゥート・ヘアソンは、各支部を併せ約1,300名の青少年の人間形成、社会統合に関わっており、同団体への供与はまさにこの事業の精神ふさわしいものである、柔道はこれまで最も多くのメダルをブラジルにもたらした競技と承知しているが、東京2020オリンピックにおいても、ブラジル代表団の健闘、インスティトゥート・ヘアソンの躍進を期待している、柔道とその精神への専心が、一人の人間を良い方向へ変容させ、また、その家族、社会へとその良い影響を波及させていくことを期待している、と述べました。
 
 フラビオ・カント代表は、この供与式に立ち会うことができ大変光栄である、インスティトュート・ヘアソンのアプローチは、柔道を通じて日本の非常に強い影響を受けており、日本というこの競技の発祥の地である国とのパートナーシップは、特別なものであると認識している、今回、供与いただいた畳、柔道着、理学療養器具は、困難にある子供達が柔道を通じて成長していくために必要不可欠のものである、インスティトゥート・ヘアソンはさらに多くの子供達に対応したいと考えているが、このたびの供与は、そのような意欲を一層励ますものであり、このような社会統合に向けた文化プロジェクトにおいて、日伯双方が協力する機会を得ることができて光栄であると、述べました。
 
 ジェラルド・ベルナルデス師範から、本件の関係者、特に在リオデジャネイロ総領事館へ感謝したい、今回受け取った畳、着物、理学療養器機により、より多くの青少年に対応することができ、選手達のコンディションもより高めることができる、引き続き、畳の内でも外でも黒帯を目指すという、インスティトゥート・ヘアソンのモットーに基づき、尽力していきたいとの言葉がありました。
 
供与した柔道着を着た子供達とジェラルドコーチ 供与式に臨む子供達
スピーチするフラビオ・カント氏 星野総領事によるスピーチ
供与プレートの除幕 最後の畳をはめ込むセレモニー
柔道着の供与 柔道着を受け取った子供と星野総領事
供与した柔道着でのデモンストレーション 供与した柔道着でのデモンストレーション
供与した柔道着でのデモンストレーション ヨランデ・ブカサ(リオ五輪難民代表チーム)選手との写真撮影